●ヤンメガ最終回
ドラマ化もした週刊少年マガジン連載の「ヤンキー君とメガねちゃん」が
今週号で最終回を迎えました。
私は師匠譲りのキャラデザやリアクションが好きじゃなかったので当初は
特に意識してみてなかったのですが。
以下、最終回のネタばれ含む私見。
偶然見かけだ受験編登場の八王子雫がかわいかったのでそこからは
ずるずると読んでました。私は、ヒロインに絶対にかなわないけど主人公に
横恋慕しているキャラが大好物です。
それにしても、想定された最終回の中で夢落ちの次にひどい最後でした。
とはいえ「足立が生徒として、先生になった品川の前に現れる」は想定された
パターンの1つだったのでいいとしましょう。ふりだしにもどる、はオチとして
悪いわけじゃない。カップル誕生エンドにしなかったのも、もともとの漫画の
スタンス(ギャグ漫画)からして別におかしくありません。
しかし、結局足立の素性・実家の謎・実家を壊してまで行方をくらませた謎・
八王子の中学の頃からの想いの決着など何一つ解決することなくぶん投げた
最後は悪い意味で後々まで語り継がれるでしょう……いや、この程度の漫画、
あっという間にみんなの記憶から消え去るだろうから語り継がれることもないか。
(けりがついたのは千葉とマコトの関係くらいか?)
気になる人もいる「殿様大学での4年間」も1コマと1セリフ(「楽しくやっていた」)
だけで済ますとか、暴挙もはなはだしい。確かに、マジメな内容になって
本来のギャグ漫画としての持ち味が失われた上に冗長と言われた受験編に
登場したキャラのことなんかどうでもいいのかもしれませんが、そこに登場
した八王子と宇都宮がキャラとしてよかっただけにおおいにもったいない。
二人を出したことはギャグ漫画としては失敗だったとしても、二人を気に入った
読者がいたことも事実。ギャグ漫画であることを思い出させるために無理矢理
ねじ込んだかのようなノートパソコン購入回の方が蛇足だった。それをつぶして
きちんと八王子とけりをつけてほしかったですね。
たとえ、八王子が報われなくても、大地に振られてふっきって太陽の想いに
答えて太陽と付き合うことになったとしても、はっきり決着をつけてほしかった。
まあ描かれてない分、勝手に「品川と八王子は付き合ってて、足立はただの
生徒」という妄想も可能といえば可能なのですがw
そしてこんなぶん投げエンドをした後で、作者のサイン会があるという。
ひどい光景が目に浮かんでしまいます。合掌。
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