●さよならは別れの言葉じゃなくて
F1 20年の歴史に幕…16万人で熱気 鈴鹿サーキット
F1は多分に政治的経済的配慮がなされるものですからねー。
政治的配慮で南アフリカが復活したり、政治的経済的配慮で中国で開催
したり、経済的配慮で英田で開催したり、政治的配慮でポールリカールから
マニクールに移したり、経済的配慮からヨーロッパグランプリと冠してドイツで
2回開催したりモンツァとイモラ(こっちは一応サンマリノ共和国名義だけど)で
開催したり…。
富士はアクセスや周辺環境でまだ問題を抱えてますからその辺が解決
しなかったら5年契約しててもわかりません。ま、そういう鈴鹿も当初は
同じ問題を抱えてましたし(今だって抱えてないとはいえない)慣れれば
問題なくなるでしょうけど。
鈴鹿は今でも「スパと鈴鹿は好き」とドライバーにも言われるくらいの名物
サーキットですが、さすがに近年では「抜きにくいサーキット」のひとつに
なってしまってます。でも、私は日本人らしさにあふれたこのサーキットは
好きです。右回りと左回りが半々なんて実に日本人らしいでしょ?(笑)
おかげで「立体交差」という他に例を見ない形状(過去、モンツァもあったそう
です)をしてますし、特徴的なサーキットとして残してほしかった。
でも、施設もかなり老朽化してますし、ここは大改修して次の復活への
準備期間と好意的に解釈しましょう。といって戻ってこないサーキットは
数知れず…。
エストリル(ポルトガル)、ポールリカール(フランス)、ロドリゲス(メキシコ)、
旧ホッケンハイム(ドイツ)、アデレード(オーストラリア)、フェニックス(アメリカ)…。
ま、ロドリゲスやアデレードやフェニックスがいいコースだったかといえば
アレですが、名物コースでしたよ。
そういう名物が減って、同じ人物が作った判を押したようなサーキットが
増えるのはねえ…。
今はかつてデイモン・ヒルが意地を見せてくれたハンガリーがなくならない
ように毎年祈ってます(笑)。
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