●よつばと５巻感想

夏が終わるどころかもう夏になろうという季節にようやく夏が終わる第５巻
いや面白い。面白かった。さすがはあずま先生といったところか。
ネタの使い方がいいよねえ。鬼のようなセンス。

【２８話：ダンボー】
これはよくある自由研究の貯金箱作りってやつかな？
私も調子に乗って大きいの作ったことあります。んで後で激しく後悔。
持ち運びがむっちゃ大変だった。
しかし気ぐるみのサイズで作るとは恐るべし小学生。
スイッチ入れると目が光るギミック付。しかも階段の上り下りもＯＫ。
恐ろしい…。一番恐ろしいのはアイキャッチ。一番大きな顔の部分に
パーツがすっぽり収納できるとは…ここまでの設計技術、本当に小学生か！？
あとお金を気にする恵那やよつばの夢のためにみうらにムリさせる恵那が
いい味出してます。(^^;

【２９話：てつだい】
とーちゃんの「ホントのとこ迷惑になってないですか？　例えば今」の
「例えば今」とかの書きセリフとか、本当に細かいところがセンスいい
ですよね。恵那が急に声かけられて引いてたラインが「ぐにゃ！」と
なってるところとか、ウエストに肉が余ってるといわれた風香が密かに
腹筋鍛えてるとか、本当に細かい。

【３０話：やんだ】
ヤンダってこんな奴だったのか！（笑）
これまでの話からいい加減な奴だとは思ってたけど、面白い奴だ。
というかもっとぼーっとした奴だと思ってた。ヤンキーっぽいし。(^^;
でも何の後輩なんだろ。学校？とーちゃんが昔勤めてた会社？
まあ面白いからなんでもいいですけど。

よつばこへの落書きになにげにダンボーが加わってるところとか、
本当に細かいよねー。

【３１話：ほし】
「子供の頃に遠足に行った」ってことはもともととーちゃんはこの
あたりの人だったのですねー。ネコ口のおっきい子がかわいいです。
星といえば風香（笑）。「星、宇宙、ロマン、夢、風香る、風香」と
とーちゃんに必死にアピールしてるように見えなくもないのは私の
フィルタがゆがんでるからですか？(^^;

というかジャンボっていろいろ準備良すぎ。
いろいろなネタにも精通してるしこの男何者？（笑）
単なる趣味人と言ってしまえばそうかもしれないけど。

目潰しもゴミ箱トラップもみんなヤンダのせい。それが面白い。

「小岩井はあちこち行ってっからな」というセリフに興味津々な
風香ちゃん。やっぱり気になる存在？（笑）

【３２話：あめ】
「…今年の夏は海行ってねえなー」
「じゃああしたいく」
が次回につながる伏線。続けて読むとなーんだ、だけど、本誌連載中は
気づいた人いるのかな。ところで、私もレンタルビデオの店に勤めて
るのですが、こんな子供来たら正直迷惑（笑）。
でも、確かに生きているから辛いよね。
一人目のおじさん、確かに声かけるの勇気いるよね。子供はすごい。

【３３話：はれ】
海に行く、で恵那が来るのはともかく、なんで風香が来るんでしょうね。
ここでうがった見方をする私は、２９話の腹筋運動の成果をとーちゃんに
見せたくなったのでは、とか思うわけです。(^^;
「おえかきしようかー」「そんなことしてなんになる！？」とか「走るな」
「みんな走れ！」とかいい流れ。

【３４話：うみ】
「ちょっとなにかがわからなくなった…」がいい！すごくいい！
なんだかわからないけどすっごく面白いセリフ。
そして風香の水着姿再び。眼福。というかおなかの辺りがエロいよ。
特に「浮き輪サーファー…」のコマ。ヤバいって。
そりゃナンパもされます。かわいいもん。
でもなんて言って断ったのかな。
「家族と来てるから」が妥当ですが個人的には「彼氏と来てるから」と
とーちゃんを指差したと妄想してみる。

しかしとーちゃんは風香を「ちょっと勉強できないお子さん」だと思って
たのか。１巻では「しっかりしてんなぁー」とか言ってたのに。(^^;